2021-06-01 第204回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第4号
ニュートリノの小柴さん、私たちはすごく印象に残っているわけでありますが、この研究が何の役に立つんですかとメディアに聞かれたときに、何の役にも立ちませんということをお話ししたということは非常にインパクトがあったわけであります。
ニュートリノの小柴さん、私たちはすごく印象に残っているわけでありますが、この研究が何の役に立つんですかとメディアに聞かれたときに、何の役にも立ちませんということをお話ししたということは非常にインパクトがあったわけであります。
宇宙から見た、観測できる、私たちが受け取ることができるメッセージというのは光だけではないということが、最近、この十年でも分かってきていて、時空のゆがみの変動を伝える重力波、そしてあらゆる物質をすり抜ける素粒子のニュートリノ、こうしたものが宇宙から届いている。つまり、異なる種類の情報で多面的に宇宙を理解することができるようになっている。これは大きな転換だ。
右上の写真は、スーパーカミオカンデという、岐阜県神岡鉱山に設置されておりますニュートリノの観測施設です。東京大学宇宙線研究所が神岡鉱山の坑内に五万トンの水をためるタンクを造りまして、その写真にありますオレンジ色のミカンのようなものがたくさん出ておりますけれども、それがニュートリノを捉えるセンサーです。
ほとんどの方は、これまでは大体京大が圧倒的だったんだと記憶していますけれども、そこに東大もでき始めて、このところニュートリノ等々のものが出てくることになってきているというのは事実なんですけれども、いずれにいたしましても、そういったようなもので、国の金以外いろんなものがもっと入らせるようにするということに、寄附というものに関して、もうちょっといろんなものが入ってくることを考える。
世界で初めてニュートリノに質量があることを発見し、二〇一五年にノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章氏も「当初の実験目的とは違って予期せぬものが見えたことも、科学研究の醍醐味。この研究は何かすぐ役に立つものではないが、人類の知の地平線を拡大するようなもの」 「基礎研究は、今すぐ私たちの生活に役立つ性格のものではない。
御紹介をいただいた国立天文台のアルマ望遠鏡、また東京大学のスーパーカミオカンデなどの十三プロジェクトが今推進をされているところですけれども、さらに、東京大学においては、次世代のニュートリノ研究、ハイパーカミオカンデなどの新たなプロジェクトの実現も目指されていると承知をしております。
私が核融合研究者として申し上げたいのは、そこの百万キロワットの核融合発電所からは、一秒間に一兆の百億倍という大量のニュートリノ、これは梶田先生がノーベル賞をもらわれたニュートリノです、発生していますので、ニュートリノは何の障害もなく飛んできますので、物理天文学の総力を挙げてこのニュートリノの検出を試みると、宇宙文明がいるんだということの証明の近道になるんじゃないか、こういうふうに申しています。
○本島参考人 まず、ニュートリノですが、小柴、梶田両先生がノーベル賞をとられて、日本の非常にすぐれた研究分野でございます。 今、先生の体を太陽から飛んでくるニュートリノが、先生だけじゃないです、全員ですが、一秒間に一平方センチ当たり六百六十億個当たっているんです。感じませんでしょう。これが放射線だったら大変なわけです。我々はもうとっくに消滅しているわけです。でも、それだけ飛んできている。
二点だけお尋ねしたいんですけれども、御説明いただいた中で、ニュートリノがたくさん出てくるから、使い道が、いろいろな壮大な想定ができるんだというんですけれども、昔、小柴先生の講演を聞いたことがありまして、私たちの手をかざしてもニュートリノは透過しちゃうんだというんですね。それで、核融合の施設ができたときに、ニュートリノを、では捕捉するとか保持するということが今の技術でできるのかというのが一つ。
そのときに、カミオカンデって名前に変わってやったんですけれども、あれが少なくとも平成三年から始めて、梶田先生があれでニュートリノというのをやるのが、去年ですかね、あれは、ニュートリノ、二十七年関わっていますから、まあ二十四、五年関わったということになるんですが。そういう意味でですけれども、あのとき梶田がノーベル賞を取るであろうということを予想した人が日本に一人でもいたかといったら、いたんですな。
日本のノーベル賞の実績においても、特に梶田先生のニュートリノ、また山中先生のiPS細胞などは国の十分な支援がそれらの研究の基盤となっていたと思います。また、さきの四月十九日にその山中先生が安倍首相と面会をされて、科学技術予算拡充の要望をされたとも聞いております。
ここでは、晝馬社長及び原中央研究所長から、科学技術発展への貢献、未知未踏領域の開拓による新産業の創出、産学連携による光研究の拠点化を通じた浜松の創生を目指す同社の取組や中央研究所の概要等について説明を聴取した後、小惑星探査機「はやぶさ」に搭載されたイメージセンサやニュートリノ検出装置スーパーカミオカンデに設置された世界最大の二十インチ光電子増倍管等を視察いたしました。
これはよく御理解いただきたいんですけれども、例えば、私どもが何十年もかけてニュートリノという素粒子のことを調べてまいりまして、日本の素粒子物理学でニュートリノに関する研究というのは世界を圧しております。では、例えば、ある種類のニュートリノが生まれて、それが飛んでいる間にほかの種類に変わっちゃうよというようなことを発見したとしても、産業界に何の役にも立たないんですよ。
そう思って考えてみたら、これは周りから来る雑音をけた違いにぐっと減らせば、一週間に一遍ぐらい起きるはずの、太陽から来たニュートリノが水の中の電子をぽつんとはじく、そのはじかれた電子が走り出したのをちゃんとつかまえれば、太陽からのニュートリノをちゃんとはかることができるんじゃないか。これをやれば確実に答えが出るはずなんだ。それで、国民の税金を使った理由がちゃんと立つじゃないか。
というのは、私は、素粒子のニュートリノというのはずっと何十年とやっていまして、原子力のことというのは、いわゆる学生時代に勉強はしたことがありますが、本気になって取り組んだことというのは一遍もないんです。 ですから、今の御質問のような具体的なことについて、私がどう判断しているかというようなことを申し上げても、事実に即したことは言えないと思います。大変申しわけないけれども、勘弁していただきたい。
ちなみに、日本は、BファクトリーとかJ—PARCというのが有名でございまして、例えばBファクトリーの方ではノーベル賞の小林さん、益川さんの理論の証明に役立ったり、あるいはJ—PARCの方では小柴さんのニュートリノ理論に役立ったりということで、既にこの加速器の分野ではかなり成果を上げているということでございます。
また、ニュートリノ研究の展開や地震、火山噴火予知研究の五年分の運営費に相当として、日本がリードする分野の事業の中断と書いてあります。 それ以外に、教員の三割削減とか、附属病院の廃止とか、学部学生授業料の六十万円の値上げに相当する。 まさに、やられたらとんでもないことになるということで、これは非常に強い危機感が、懇談の間にも学長様、総長からも出されました。
原子力科学研究所におきましては、J—PARC、ニュートリノ施設、そして物質・生命科学実験施設、お昼からは、もう既に原子炉等規制法に基づきまして実施されておりますJRR3クリアランスの現場、また、放射性廃棄物の保管現場などを視察させていただきました。
続いて、J—PARCにおいて、ニュートリノ実験施設及び物質・生命科学実験施設、北地区において、研究炉JRR3改造時の廃棄物についてクリアランスを実施している作業現場及び放射性廃棄物の保管状況を視察いたしました。 次に、茨城県那珂市の那珂核融合研究所では、岡田理事から臨界プラズマ試験装置JT60の概要及び改修工事に伴って発生する廃棄物についての説明を聴取し、同施設の視察を行いました。
また、世界最高レベルのビーム強度を有し、ニュートリノなどの研究を行う大強度陽子加速器施設、J—PARCが本年中に本格稼働し、今後多くの世界的な成果が得られることが期待されております。 加速器の開発につきましては、御指摘の線形衝突型加速器、リニアコライダーと称しておりますが、本加速器につきましては、これからの先端加速器の先に来る、人類にとっての究極の加速器とされているものでございます。
ちょっとそのころの経緯を見たんですが、実用化の保証はなく、投資が無駄になりかねないとか、燃料として使うトリチウムの危険性があるとか、実験を終えた後の放射性廃棄物による環境汚染の可能性があるというように、あのスーパーカミオカンデ、ニュートリノというので、核融合の専門家ではありませんが、やはり一つの専門分野の世界的権威からの警鐘がありました。
また、大学や大学共同利用機関等におけるニュートリノ研究、アルマ計画、大強度陽子加速器計画等を始めとした独創的、先端的基礎研究に取り組むとともに、研究者による高い倫理観の下で着実に推進してまいります。また、イノベーションの創出に向け、知的財産戦略の強化及び産学官連携の推進、知的クラスター創成など、地域科学技術の振興を図ってまいります。
また、大学や大学共同利用機関等におけるニュートリノ研究、アルマ計画、大強度陽子加速器計画等を初めとした独創的、先端的基礎研究に取り組むとともに、研究者による高い倫理観のもとで着実に推進してまいります。また、イノベーションの創出に向け、知的財産戦略の強化及び産学官連携の推進、知的クラスター創成など地域科学技術の振興を図ってまいります。
また、ニュートリノ研究、加速器科学、南極観測等を始めとした国際水準の独創的、先端的基礎研究を総合的に発展させるなど、新たな知を切り開く基礎研究を着実に推進します。科学技術基本計画における重点分野であるライフサイエンス、情報通信、環境、ナノテクノロジー・材料分野の研究開発を強力に推進するとともに、融合領域の研究開発を積極的に推進します。
第八に、大学、大学共同利用機関等で実施されるニュートリノ研究、大強度陽子加速器計画、ALMA計画など、ビッグプロジェクトや重点四分野の推進に資する研究等、独創的、先端的基礎研究について着実な推進を図るとともに、研究機関間の連携協力を更に強化することとしております。
例えば、すばる望遠鏡とか野辺山の宇宙電波観測所それから高エネルギー研究所のトリスタン以降のいろいろな施設、今では、ニュートリノ発射施設から神岡の観測所、さらに、エックス線天文衛星「ぎんが」、エックス線天文台と言われているものですね。